農山村の森林整備に対応した脱炭素型電動ロボットの研究開発
再造林地では、急傾斜、伐根、枝条等の地表障害物のため機械化が困難とされてきました。
そこで４足歩行をするボストンダイナミクス社Spotの造林地への導入試験を行った結果、高い走破性が確認され、自動歩行機能により物資運搬・施設点検作業等に活用可能であることがわかりました。
歩行デモンストレーションも行う予定です。（11時30分～、14時～、16時～）

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造林作業の省力化に向けた電動苗木運搬車の開発
造林作業の生産性向上と負担軽減のために電動苗木運搬車を開発しました。
人力の3～4倍の苗木を運搬でき、電動オーガにより植栽時間も短縮するため、生産性が向上しました。
苗木を動力式機械で運搬し、植栽時にも背負う必要がないため、植栽作業全般において「きつい」と感じる作業時間が大幅に削減されました。

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AI搭載ドローンによる森林内空撮と三次元モデルの構築
森林のデジタルツイン構築を目指し、非GNSS環境下の森林内部におけるAI搭載ドローンによる飛行と空撮を行い、構築した三次元モデルの精度および立木の胸高直径の測定精度について検討しました。
その結果、立木の全方位を撮影できるように飛行経路を十分に練る必要があるものの、森林内調査を容易にするためのツールとしては非常に有効であることがわかりました。

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デジタル森林浴がもたらす心身の疲労回復効果
森林の風景・音・香りを屋内で再現した「デジタル森林浴」の生理・心理効果について検討した結果、心身の疲労回復効果があることがわかりました。
デジタル森林浴環境は、本物の森林浴環境に近い回復特性があるものと思われます。
この研究を機に「Uralaa」としてデジタル森林浴システムの企業向け販売が開始されました。

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集成材、CLTに適用可能な「構造用マイクロフィンガージョイント」の開発
通常、集成材、CLTのラミナ製造には長さ12mm～25mmのフィンガージョイントが使用されていますが、ラミナ製造をより効率化するために、歩留まり向上やフィンガー加工時の消費電力の低減、フィンガー加工精度の向上が求められています。
そこで、強度性能が高い、フィンガー長さ6.0mmの構造用マイクロフィンガージョイントを開発し、集成材、CLTのJAS規格基準値（ラミナの曲げ強度性能）をクリアしました。構造用マイクロフィンガージョイントの導入により、集成材、CLTの製造効率向上が期待できます。

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